製造工場・製法のこだわり
① 大量生産ではなく、 心をこめて作り上げています
原材料は、生鮮品を仕入れ、その都度、肉はミンチにし、穀物は製粉しています。これらの原材料を、時間をかけ丁寧に調理しているため、一日の製造量は、わずか数百kgです。
大量生産はできませんが、ひとつひとつを心をこめて作り上げています。
② 必要以上に温度をかけません
良いフードを作る為に、加工の時の温度を90℃以上に上げません。
私達が肉を焼く温度よりも低く、タンパク変性がしにくい温度帯です。
製造工程で一番時間がかかるのが水分を飛ばす事ですが、ほとんどのフードでは製造時間短縮の為、温度180~230℃に高めて一気に水分を飛ばし製造します。更に良いフードにしていく為に、70℃位の乾燥室でゆっくりと水分を飛ばしています。これは大規模な工場では出来ないこだわりです。
③ 生肉を使用しています
通常のドライフード製造工程では、生肉を一度乾燥し、粉にしたものを使いますが、これでは、2度加熱することになり、動物性脂の酸化度は当然倍になってしまいます。
そのために、抗酸化剤を添加するという事にもなってしまいます。
製造工場では、生のミンチ肉をそのまま混練し造粒しています。
④ 胃腸を丈夫に保てるように、発泡製法は行っていません
一般的なメーカーのドライフードは、
高温高圧から急激に外気に出すことで、でんぷんを発泡させています。
わかりやすく言えば、人間のおやつの○ールと同じ製法です。
発泡によって、容積が大きくなり、商品として見栄えが良くなる、また、造粒と澱粉のα化が同時に行え省力化されるなど、製造上のメリットが大きいので多くの企業に採用されています。
愛犬にとっても、単に消化が良いことだけを考えれば、やわらかくて、胃の中ですぐにとけていいフードといえるのですが、それでは、胃腸が退化してしまいます。
毎日がそのような物であれば、胃腸壁を丈夫にする必要は、なくなってしまいます。
ちょっとした事で下痢をしたり、また、胃腸壁が薄いので、血便が出やすくなったりするのも、現代病と言えるでしょう。
消化の為に、適度に胃腸に仕事をさせてあげるフードの方がより良いと考えています。
⑤ 専用工房と食膳職人による相乗効果
「鹿肉麹熟成」は、職人が手作り食以上に時間をかけ調理しています。
製造するのは百年の伝統を誇る食膳職人です。
素材の吟味から始まり、製法にも一切の妥協はありません。
足し算では実現できない相乗効果が生まれ、ドッグフードという形に体現することができました。
「嗅覚の発達した犬だからこそ、人以上に良い食べ物を作らなければならない」
共通しているのは、物づくりにおける実直さ、そして大人になっても変わることのない動物への愛です。
⑥ 健康を第一に考え、不要な物は入れていません
保存料、着色料、香料、製造助剤は不使用。再生油(廃油)も不使用です。
野生鹿の筋や脂、穀物の粘度、製造時の気温や湿度により、色やフードの長さにバラつきが出ますが、これが見た目を整えるための添加物を使っていない証拠です。
新鮮な生肉をそのまま使用した、愛犬の健康を第一に考えたフードです。