シニア犬にドライフードを与える際の注意点

シニア犬になると、唾液などの分泌量が減少したり、筋力や体の機能が低下したりするなど、さまざまな変化が現れます。その結果、食べ物を飲み込みにくくなることがあります。
シニア犬にドライフードを与える際は、以下の点に注意しましょう。

ドライフードをふやかす

ドライフードをふやかすことで、食べ物の硬さがやわらくなり、飲み込みやすくなります。ふやかす時間は、ドライフードの粒の大きさや硬さによって異なります。ワンちゃんの、様子を見ながら食べやすい硬さに調節してください。

ウェットフードを与える、ドライフードに混ぜる

ウェットフードは、水分が多く含まれているため、食べ物の滑りがよく、飲み込みやすくなります。また、ドライフードよりも消化吸収しやすいため、シニア犬に適しています。

食器を高くする

食器を高くすることで、首を下げずに食べられるため、飲み込みやすくなります。頭を下げずに食べられるよう、ワンちゃんの体高に合った高さに調節してあげましょう。

一度に食べる量を減らす

消化に時間がかかるようになるため、一度に食べる量を減らし、食事の回数を1日3〜4回を目安に分けて与えましょう。

加齢によって嚙む力や飲み込む力が弱くなることは避けられないことですが、食事環境を整えることで改善できることもあります。ワンちゃんに合うよう食事や与え方など見直してみましょう。

ワンちゃんに気になる様子が見られるようでしたら、獣医師に相談しましょう。