ケストースは、三糖類であるオリゴ糖に分類される成分のひとつで、身近な野菜や果物にも含まれ食経験豊富な安全性の高い食品です。
オリゴ糖には、ガラクトオリゴ糖やフラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖などがあり、ケストースは「フラクトオリゴ糖」の一種です。フラクトオリゴ糖は、胃や腸で分解されることなく大腸まで届き、腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖ですが、ケストースはその中でも強い整腸作用があります。
ケストースは『乳酸菌（パラカゼイ乳酸菌を含む）』『ビフィズス菌』『酪酸菌』 を選択的に増やし、短鎖脂肪酸の中でも、『酢酸』『酪酸』を特異的に増やす理想的なプレバイオティクスで、健康な腸内環境の構築や維持に貢献し、毎日の健康管理をサポートします。

腸には体全体の免疫細胞の約60〜70％が集まっており、体の中で最も大きく、最も重要な免疫器官です。この免疫システムは「腸管免疫」と呼ばれています。
腸内環境が悪化すると、免疫力が低下し、アレルギーや感染症などのリスクが高まります。
腸内環境を整えるには、腸内細菌のエサとなるプレバイオティクスの摂取が重要です。

「プロバイオティクス」は良い菌を摂るための食品成分で、「プレバイオティクス」は良い菌を育てるための食品成分です。
腸内環境を強化するためにはどちらも大切ですが、腸内には莫大な種類と数量の菌（ ヒトはおよそ1000種類・100兆個）が生息しているため、たとえ乳酸菌を100 億個を摂取しても、その数は腸内全体の1万分の1にしか過ぎません。それは5万人収容の東京ドームに5人だけ送り込む程度の割合になります。
そのため、良い菌を摂るだけではなく、腸内に生息している良い菌を育てる「プレバイオティクス」（菌のエサ）が重要になります。

ケストースは、継続的に摂取することで、糞便中のIgA（免疫グロブリンA）の増加を示すことが報告されています。
（※IgAは、侵入してきた病原体や食物アレルギーの原因となる未消化のたんぱく質に結合し、無力化するように働く免疫物質です。）